お知らせ一覧 – ページ 13 – 人形劇団プーク

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中谷吉隆 写真展『原爆ドームと子どもたち』

8月12日〜16日
プーク人形劇場 ロビー・階段スペースにて

お盆の公演期間中、中谷吉隆さんの写真展を開催します。

平和企画2022 写真展『原爆ドームと子どもたち』
被爆した原爆ドームが「立ち入り禁止」になるまえ、
核兵器の爪痕が生々しく残るドームの中で、きらきらと目を輝かせて遊ぶ子どもたち。

命のたくましさ・尊さとともに、平和への想いをあらたに心に刻みます。

1957年(昭和32年)4月

原爆投下から12年後の広島。
原爆ドームのすぐ脇にはバラックが建ち並び、廃墟と化した原爆ドームは子どもたちの恰好の遊び場でした。復興してゆく広島と、命のたくましさを捉えた写真たちです。

中谷吉隆(なかたによしたか)
写真家・俳人。1937年広島市生まれ。
1957年東京写真短期大学写真技術科卒。在学中より写真家三堀家義市に師事。東京新聞社出版写真部嘱託を経て、1960年よりフリーランス。1964年度カメラ芸術新人賞受賞。(公社)日本写真家協会名誉会員。
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中谷吉隆作品展「広島・戦後10年」

当日はプーク人形劇場の売店にて、図録の販売も行います。ぜひお手にとってご覧下さい。

定価:2000円

プーク人形劇場誕生50周年シリーズ⑬

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 皆さん、こんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。人形劇団プークでは、明日から夏の公演『エルマーのぼうけん』を紀伊國屋ホールにて行います。

 プークは1965年のNHK教育テレビ『エルマーのぼうけん』放送に関わったことをきっかけに、その内容に惚れ込み同年には舞台初演を果たしました。その頃の日本は、子どもたちを取り巻く文化状況が過渡期を迎え、プークは子どもたちのためにどのような人形劇を創っていくか模索している時期でもありました。
 『エルマーのぼうけん』との出会いは、その後の子ども劇場・おやこ劇場運動へもつながり、プークの活動は全国へと広がっていきました。以来、再創造を重ね、プークの大切な作品として受け継がれています。今回ご覧いただく『エルマーのぼうけん』は、2017年にアメリカ在住の原作者R.Sガネットさんのご自宅を訪ねたところからスタートし、ブルガリアの人形劇界を牽引する美術家マィア・ペトロヴァ氏をお迎えしての大プロジェクトとして誕生しました。たくさんの出会いを経て、この度ファイナル公演となります。

 皆さんそれぞれに想いの詰まったこの『エルマーのぼうけん』ですが、空を飛ぶことについてのこんな見方もあるかもしれません。今月発行の 「みんなとプーク」第280夏号 『プーク見聞録』のコーナーから、ご提案いたします。こちらの記事を読まれたあとには、きっと新たな視点で『エルマーのぼうけん』をお楽しみいただけることと思います。ぜひ劇場でお待ちしております。

▲ 2022年7月15日発行「みんなとプーク」第280夏号

プーク見聞録 その6 ~空のイメージ~

 「ぼくは将来ぜったい飛行機乗りになるよ」夏の波止場で少年は語る。沖には蒸汽船、激しく吹く汽笛すら水平線の彼方へ吸い込まれてしまいそうな田舎の港町。空ではただ鴎(かもめ)が鳴いている。R・S・ガネット原作による人形劇『エルマーのぼうけん』はそんな情景に始まります。有史より、人は空に焦がれ、幾度となく飛行を夢見て来ました。その憧れは神話や宗教画の図象などに残され、やがて科学技術の発達により実現されました。今回は、空や飛行についてお話しましょう。

 ギリシャ神話に語られるイカロスの翼は、人間の傲慢を開示する悲喜劇であると共に、普遍的な空への憧憬を描いた一遍です。ダイダロスの作った人工の翼は、父子のみでなく多くの人々を空へと駆り立てました。11世紀の英国に実在したとされる修道士もその一人で、エイルマーという名のその若者、神話の叙述を現実と思い込み、ダイダロスに倣い細工した翼で塔の上から飛び立ったといいます。無念にもこの若者は、夢の代償に大きな怪我を負ったと伝えられていますが、このような実験例は古今東西に多く残されています。やがて時は経ち、18世紀には科学技術を応用した乗り物による飛行実験が欧州で行われるようになりました。その歴史は空を漂う気球に始まり、翌世紀の半ばには動力と舵を備えた飛行船が発明されました。この空飛ぶ船により、ついに人類は自らの意思による飛行を成し得たのです。以降、航空技術の発展は日進月歩の時代を迎え、20世紀初頭に誕生した飛行機により空は速度の百年を駆け行きました。

 しかし、なぜ人は空に憧れ、そして飛びたいと望むのでしょうか。そもそも空とは何なのか。日本の場合を考えてみましょう。作家の竹西寛子は「空はずっと昔から空だった」と、いつでもそこに空があることを直感的に述べていますが、高村光太郎の『智恵子抄』には「東京には空がない」と書かれています。我が国における空(そら)は、古代、般若心経にある空(くう)の思想と結びつき、また私たちは何もないことを空(から)とも書きます。そう考えた時、智恵子の言葉は「東京には無(む)がない」とも読めるでしょう。街や道路といったものは意味によって建設され、価値によって残されます。しかし、そうした場ではただそこに在ることを許容する空白が失われます。「色のない白は最も清らかであるとともに、最も多くの色を持っています」と川端康成の言葉にありますが、様々な人間の理想や思惑が複雑に絡み合い形成される都市において、時に人は何もない空を、白の色彩を見失います。また、作家の石牟礼道子は「むかしの田園では、大地と空はひとつの息でつながっていた」と書いています。都会を離れ霞に滲む遠くの峰々を見遣る時、私にも空と大地とは一つに見えてなりません。空とはつまり、私たちの精神を意識やその理解から解放し、限りのない無垢へと至らしめる存在なのではないか。私には、そう感じられます。

 「人間は考える葦である」とは、パスカルの言葉です。自然の中にあっては水辺の葦草のように頼りない人間が、これほど豊かな社会を築き上げてこられたのは、多く思考する力に依るものだと言えるでしょう。しかし、イカロスの翼の失墜は頭脳ばかりでは空を自由に飛ぶことは出来ないことを示唆しています。では、どうしたら人は自由に空を飛べるのか。その一つの答えが絵画にあります。マルク・シャガールの『誕生日』には、宙に浮かぶ画家が恋人に口づけする姿が描かれています。ここで注目したいのは、この画面には翼もそれに代わる装置も描かれてはいないことです。彼はただ、喜びにおいて飛んでいるのです。後年にシャガールは自身の絵画表現について「(私が描くのは)夢ではなく、生命」だと述べていますが、この一枚の絵には生命が歓喜する時、人は空をも飛べるのだということが描かれているようです。

▲舞台『エルマーのぼうけん』より

 

 2018年の夏の日に、ガネットさんが来日されました。今でも思い出すのは、紀伊國屋ホールで対面した彼女から光のようなものを感じ、我知れず落涙した記憶です。それは、初めて太陽を目の当たりにした土竜(もぐら)が、その光彩に流す涙のようでした。きっと私はこの時に空を飛んだのです。物語りの中で、少年の憧れは竜の自由と一つに結ばれ、羽ばたき出した大きな翼は空へ飛翔します。或いは、人は誰かの翼になることで本当の空を飛べるのかも知れません。明日、あなたは誰と空を飛びますか?

(文/池田日明)

▲2018年8月 原作者ガネットさん観劇記念

ここでも「エルマーのぼうけん」!地方上演のお知らせ

この夏、紀伊國屋ホールにてファイナル公演を迎える「エルマーのぼうけん」は、地方上演もございます

8月6日(土)開演14:00 / 栃木県 さくら市氏家公民館 (満席)

主催・・・ さくら市教育委員会 (TEL:028-682-1611 )

8月7日(日)開演13:00、16:00/ 長野県 茅野市民館

主催・・・ 茅野市民館 (TEL:0266-82-8222 HP:http://www.chinoshiminkan.jp/ccc/2022/0807.html

8月11日(木祝)開演13:30/福島県 白河文化交流館コミネス

主催・・・白河文化交流館コミネス (TEL:0248-23-5300 HP:http://cominess.jp/event/25201

お近くにお住まいの方はもちろん、夏休みの思い出に足をのばしてお出かけはいかがでしょうか?

会場でお会いできるのを楽しみにお待ちしております!

2022年新作落語お盆寄席に寄せて

お待たせしました!2022年新作落語お盆寄席、いよいよ来月開催です!続々とご予約頂いております。

世話役の清麿師匠から開催にあたっての想いを語っていただきました。


「来るものは拒まず、去る者は追わず」| 夢月亭清麿

毎年、お正月とお盆に、新作落語寄席をこの〝プーク人形劇場〟で公演させていただいている夢月亭清麿でございます。もう、二十年以上も続いております。きっかけは、それまでの根城であった〝渋谷ジァンジァン〟の閉鎖でした。「ウチでよかったら、やりませんか」というありがたい言葉をかけて下さったのが、プークさんです。

 我々のリーダーで、残念ながら去年の秋に亡くなった三遊亭円丈師は、ある信念を持っていました。「新作落語は、独演会や二人会では限界がある。寄席形式で出演者がチケットを売らないシステムがいい。〝来る者は拒まず、去る者は追わず〟だよ。落語家も客も絶えず動いていなきゃあダメだよ。」

 この言葉は大変重いものです。昔の寄席と異なり、今の寄席は限られた人気者や実力者が出番を多く持ちます。落語家の人数が多すぎて、寄席の数が少なすぎるのです。よっぽどの人気者でない限り、落語会を開くには、チケットを売りさばくという大仕事をしなければなりません。知名度のない若手では、まず無理でしょう。

 円丈師はこうも言っておりました。「客と落語家の関係は難しいよ。今は友だちになっちゃう客が、かなりいるけど、ごひいきと友達は違うんだよ。友達の前で、落語、特に新作は演じても正確な評価は得られないよ。何人もの出演者が出る寄席形式が、やはり、理想に近いんじゃあないかな」

 円丈師亡き後、これらの言葉を肝に銘じて、〝来る者は拒まず、去る者は追わず〟で公演したいと思います。ぜひお越しを。

『みんなとプーク』280号 「smile+」より転載


夢月亭清麿(むげつていきよまろ) プロフィール
本名は池谷実。1950年生まれ、東京都出身。新作落語を中心に演じ、得意ネタは東京の地名シリーズ。映画好き、プロレス好きでも知られ、『プロレスラーのとっておきの話』などの著作も発表している。出囃子は「串本節」。

プーク人形劇場 ポンチ寄席2022

怪談 牡丹灯籠』 二夜つづき

一夜目 6月24日(金)17時開演

『開口一番』   入船亭辰ぢろ
『太神楽』    翁家勝丸
『写真の仇討』  八光亭春輔

三遊亭円朝作 
『怪談牡丹灯籠 お札はがし』  八光亭春輔

二夜目 6月25日(土)17時開演

『開口一番』   入船亭辰ぢろ
『紙切り』    林家二楽
『七段目』    八光亭春輔

三遊亭円朝作 
『怪談牡丹灯籠 幸手堤』 八光亭春輔

二夜とも大喜利、かっぽれ、お楽しみ福引あり!

八光亭春輔プロフィール

略歴
世田谷区出身。 小学生時代。ラジオ「しろうと寄席」に通信亭三助の芸名で40回鐘を鳴らした。
(TBSラジオしろうと寄席 1955年3月~1962年10月終了)
1964年7月 八代目林家正蔵(彦六)に入門。6番弟子となる。前座名は林家あとむ。 
1969年7月 二つ目昇進。林家照蔵に改名。 
1977年7月 藤間流家元・尾上辰之助より香寿太郎の名を貰い、藤間流名取になる。 
1979年9月 真代昇進。三代目八光亭春輔襲名。 
1993年  文化庁芸術祭賞受賞。

●会 場
プーク人形劇場 

●日 時

6月24日(金)17時開演 6月25日(土)17時開演

●木戸銭

二夜通し券 ¥5000
前売り券  ¥2800
当日券   ¥3000

【お問い合わせ・ご予約】
プーク人形劇場 03-3379-0234/theatrepuk@gmail.com
または下記フォームよりお申し込みください。

牡丹燈籠 二夜続き ご予約フォーム
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牡丹燈籠 二夜続き ご予約フォーム

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小計
6月24日(金) お札はがし
2,800円
余裕あり
6月25日(土) 幸手堤
2,800円
余裕あり
24日・25日 二夜通し券
5,000円
余裕あり
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